今回はスタンフォード大学の教育理念でもある『成長のサイクル』について書きたいと思います。
『成長のサイクル』とは 失敗→改善→行動 を繰り返すことにより成長する、成長のプロセスを法則化したものです。
『成長のサイクル』
成長 = 失敗→改善→行動
何事も出来ないことにチャレンジするときは失敗から始まり→失敗を改善→改善を行動に移し成長へと辿り着きます。
ここで注目するポイントは『成長のサイクル』に反省が含まれていないことです。
『成長のサイクル』にはあえて反省が含まれていません。
脳科学的に「反省」は「自信の喪失」や「勇気の喪失」を招くことから、失敗したら即改善・即実行することが『成長のサイクル』の最大のポイントとなっています。
また、成長体験は自信に繋がることから『成長のサイクル』は『自信のサイクル』と呼ぶこともできます。
失敗 → 改善 = 成長 → 自信
失敗 → 反省 = 自信・勇気の喪失
上記のように改善によるサイクルは成長の上り階段、反省によるサイクルは成長の下り階段となります。
個人的に改善に向かった反省であればプラスに働くとも思っていますが、反省の強制や過剰な反省は心に傷を負わせることもあることを理解しておくことが大切です。
落ち込みやすい子供は過剰な反省により既に心に傷を負ってしまっている可能性が高いため、そのような子供には心のケアが必要です。
どちらにしても反省する時間は短ければ短いほどよいということになります。
サッカーの練習や試合でミスをしても長く反省して落ち込まず、即改善・即実行を心掛けましょう。
近年ものすごい勢いで世界を革新、成長させているインターネットテクノロジー。
そのインターネットテクノロジーの分野で世界を席巻する Google、Apple、Facebook はスタンフォード大学と同じ Silicon Valley にホームタウンをおきます。
そしてその世界の急成長を支えるGoogle社、Apple社、Facebook社にスタンフォード大学より多くの卒業生が送り出されていることは偶然ではないように思います。
世界の急成長を陰で支える『成長のサイクル』
少しでも子供の成長の参考になれば嬉しく思います。
YUコーチ