脳科学的『努力』について

川久保 悠

今回は脳科学的な正しい『努力』について書きたいと思います。

 

『努力』の方法は脳科学的に大きく2つに分かれます。

①アドレナリン式

②ドーパミン式

 

①アドレナリン式=簡単に言うと気合いや根性 。

気合いや根性で『努力』する。

多くの人が行う方法です。

アドレナリンは興奮時などに分泌されるホルモンです。

アドレナリン式は継続性が低く、長続きしません。

アドレナリンは分泌後約3日で消滅してしまうため、よく言われる「三日坊主」も科学的にはこのアドレナリンが原因とされています。

毎日気合いを入れるなどの方法でアドレナリンを毎日出し続けることは可能ですが、アドレナリンはストレスホルモンのため、身体に毒とされています。そのためアドレナリンを1カ月以上出し続けると燃え尽き症候群、うつ病などの症状を引き起こす原因となります。

アドレナリン式は短期決戦の大会などには力を発揮しますが、子供の長期育成には適していません。

 

②ドーパミン式=簡単に言うと楽しみ、喜び、達成感。

ドーパミンは楽しむ、喜ぶ、褒められることにより分泌されるホルモンです。

子供を褒める。

褒められることにより楽しみ、喜び、達成感を感じ、ドーパミンが分泌されます。

ドーパミンは喜びホルモンのため、脳はドーパミンが分泌された時のことを記憶し、その喜びを再現しようとします。

そのため、継続性(再現性)が高く、子供の『努力』の習慣化に最も適した方法です。

 

脳科学的2つの方法について書かせて頂きました。

 

子供たちの成長に少しでも参考になればと思います。

 

YUコーチ